宮崎県宮崎市にある洗車・コーティング専門店waxWASHです!今回は洗車中に無駄なキズを増やさないために絶対に押さえて欲しい2つのポイントというテーマで記事を書いていきたいと思います。車をキレイに保ちたいユーザーさんの一番の気がかりな事は、洗車キズが増えることではないでしょうか?洗車キズが増えるとボディ上にぐるぐるとしたキズが見えるようになったり、長い線キズが見えて愛車の美観は損なわれてしまいます。洗車キズが付くタイミングは色々とあるのですが、実は2つしかありません。
洗車キズが付くタイミングを考えると2つしかない。
洗車キズが付く状況を考えると2つしかありません。それは、洗うとき。拭くときの2つです。
車をスポンジなどで洗うときに車体にキズが入る可能性があります。大きな砂粒汚れをスポンジが引っ張り長い線キズやぐるぐるとしたキズがつくリスクがあること。それから、拭く時です。車の水気を拭き上げるとき。コーティングを塗り込むとき。クリーナーを使って拭き上げるとき。全ての拭くという行為においてキズが入るリスクがあります。
今回の記事は、洗っている最中に焦点を当てて解説していきたいと思います。
ポイント1:スポンジをこまめに洗おう
洗車キズを減らすために出来る事は沢山ありますが、絶対に押さえて欲しいポイントが一つあります。それは、洗車中はスポンジを適度に洗うことです。当店では、2つのバケツを用意。一つは、水道水を15Lほど溜めてます。もう一つは12Lほどのシャンプー液をつくります。車体を洗っている最中、砂汚れや虫などの硬い付着物がスポンジにたまります。その際は、一度水が入ったバケツでスポンジをしっかり洗い、砂や硬い付着物を落としてキレイにします。そうすることで、砂汚れや硬い付着物で車体に洗車キズをつけるリスクを大きく減らす事ができます。洗い方は、バケツの中でスポンジをジャバジャバするだけでもOKです。当店では、一度バケツに入れる前に、大きな水を絞り大きな砂を払う。それから、水の中にスポンジを入れて細かな砂を2度ほど洗い流します。
スポンジを洗う最適なタイミングとは?
スポンジをこまめに洗うって言われてもいつ洗えばいいの?という疑問があるかと思います。ベストなタイミングは、このタイミングです。
ドアなどを上から下に洗い終えて、隣のパネルに行こうとするタイミングでスポンジを洗ってください。このタイミングで洗う理由は、大きな砂粒は下にいけばいくほど多くなるからです。仮に上から下に洗って、また次のパネルの上に洗うとします。そうすると、下の大きな汚れをキズが見えやすい所に移動させて、キズを付けるリスクが高まります。図にするとこのようにな形。
下の大きな汚れを次のパネルに移動させないためには、上から下まで洗ったタイミングでスポンジを洗うことが必要になります。こうする事により、常にスポンジの上に砂汚れがない状態で洗えるため無駄な洗車キズが増えるリスクを最小限に抑える洗車が可能になります。
ポイント2:シャンプー液をスポンジにたっぷりつけて滑らせるようにして洗う
洗車中に気をつけたいポイント2つ目は、シャンプー液をスポンジにしっかり含ませてから洗うことです。スポンジで車体を洗う時に泡をすくって洗う方が多いですが、泡はキズをつきにくくする効果は殆無いというのが正直なところです。また、カーシャンプーに含まれる泡をいくら沢山つくったとしても、汚れ落ちにはほとんど効果がありません。泡は、大きく立てすぎると汚れとスポンジの間に干渉して洗車の邪魔になることもあります。泡は適度に。シャンプーを含んだ水は多めにというのが傷つきにくい洗車を実践するために覚えておきたいことです。
洗う時にキズがつきにくくするのは、泡というよりシャンプー液
キズ付きにくい洗車を実践するために、必ず覚えておいて欲しいことがあります。それは、キズを付きづらくする効果は泡ではなく、シャンプー液。シャンプー液には、2つの作用があります。
1潤滑作用
2汚れを浮かせる作用
シャンプー液には、潤滑作用があります。滑らせることで、スポンジが車体に引っかかり強くこすることを避ける事ができます。車体にキズが入ってしまうのは、強くこするときに入ってしまうリスクが高まります。シャンプー液で滑らせて洗うことでそのリスクを最小限にする事が可能です。
シャンプー液には、汚れを浮かせる効果があります。厳密いえば、汚れを浮かせるというより「剥がした汚れがスポンジとボディの間に浮いて直接汚れがボディに触れないようにする効果があると考えております。キズが付きづらい洗車といえば、水道水を流しながらスポンジやタオルで洗うという洗車です。これは、ボデイから汚れを剥がした後に再びボディに触れないように常に水をボディに流すことでそれを実現しています。実は、シャンプーバケツを使用しても同じ効果を得ることができます。
シャンプー液を溜めるバケツはこうつくる
以下は、シャンプーバケツをつくり方を解説した動画です。
一般的にやりがちな失敗は、最初にカーシャンプーを入れてしまうこと。始めにカーシャンプーを入れると勢いよく泡立つのですが、肝心のシャンプー液(水)は少量しか作れません。なので、最初に水をある程度ためてからシャンプーの原液を追加し、泡立てを行ってください。
力を抜いてシャンプー液をたっぷり浸して
洗うときのポイントは、力を入れない。ゴシゴシしない。シャンプー液をたっぷり。シャンプーバケツからシャンプーをすくってからそのままボディにシャンプー液を広げながら洗うイメージ。
とにかく表面についている汚れを払うような感覚で滑らせるようにして洗うことがコツです。
動画をご覧頂けるとわかるのですが、シャンプー液をたっぷりつけて洗っています。また、泡の大きさも細かく小さい粒になっているのも特徴です。この泡感だと、汚れに干渉せず洗い残しも減らす事ができます。
洗う時は円を描かず直線で最小接触で
スポンジの動かし方は、直線で動かす事が基本。絶対に円を描きながら洗わないでください。車体に触れる回数も多くなりますし、洗い忘れも増えるためオススメできません。洗うときはこのようなスポンジの動かし方で洗うと良いです。
- シャンプー液をたくさんスポンジにつける
- スポンジには力を入れない。添えるだけ
- スポンジを直線上で動かす
- スポンジが重なるように下へ下へスポンジを動かす
- 下までいったら、スポンジを洗う
スポンジをどうやって動かせば良いのか、迷ったら最小接触とおぼえておいてください。最短で洗えるようなスポンジの動かし方は、どうすれば良いか?を考えるようにすると効率的なスポンジの動かし方がわかります。
車体に触れる回数が少ない=車体にキズが付くリスクが減る
洗車キズを増やさないためには、道具よりも使い方が重要
洗車キズをつけないために、効果的な道具を購入する。探す方が多いですが、実は道具よりも使い方の方が100倍重要です。どんなに切れる包丁を持っていても、美味しい料理がつくれるわけではありません。切れる包丁もなぜ、切れる包丁をつかうのか。どんな目的で、どのように使うのか?が分かっていないと宝の持ち腐れになります。
洗車でも同じ。スポンジで洗う。ムートンで洗う。マイクロファイバーで洗う。どんなもので洗うのか?も大切ですが、それ以上に大切なことが今回記事で紹介したこと。
道具をこまめに洗うこと。シャンプーバケツをつくること。シャンプー液で滑らせること。円を描かないなどなど。
基本を押さえれば、道具が変わっても愛車をキズだらけにするリスクを大きく減らす事ができます。是非、普段の愛車の洗車にお役立て頂ければ嬉しいです。
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